せんべい汁は、青森県の八戸市を中心に県南地方から岩手県北の一部に広がる郷土料理で、農水省選定の郷土料理百選に選ばれています。
出汁の旨みがたっぷりとしみ込んだ南部せんべいのシコシコ感がたまらない人気の鍋料理です。寒い時期だからこそ美味しいせんべい汁を囲んで、一家団欒のひと時をお楽しみください。
また、鍋料理に使われる野菜には、ごぼうの食物繊維、キャベツのビタミン類、人参のカロテンと、豊富な栄養が含まれています。
材料(4〜5人分)
- せんべい汁セット
- ごぼう‥60g
- 人参‥40g
- キャベツ‥60g
- ネギ‥2分の1本
- 糸こんにゃく‥少々
- 鶏肉‥60g
- 豚肉‥30g
- きのこ類‥25g
(ただし、材料は目安です。汁を増やし、お好みの味(醤油など)を加えて、野菜や肉を増やしても、別の野菜を加えても何も問題ありません。いろんな材料を美味しく食べられるのが、鍋料理の醍醐味なのです。地方によっては肉類だけでなく、鯖から出汁を取るところもあるようです)
作り方
- さて、お立会い。まずは、鍋に1200ccの水を入れて火にかけます。ここに、先ほどから待機している、ささがきしたごぼう、にんじん、きのこ、糸こんにゃくをザバッと投入!!
- グツグツグツグツ、野菜類が沸騰した灼熱地獄に耐えているところに、鶏肉、豚肉、キャベツを入れてさらにグツグツ煮込みましょう。
- 湯が熱を帯び再び沸騰ところに、ここぞとばかりにせんべいを4つくらいに叩き割り、せんべい汁セットのスープを入れます。
南部せんべいは硬いので多少の熱湯では柔らかくなりません。沸騰させた状態のまま5〜7分くらい煮こみます。
いかに頑固な南部せんべいも、熱さに耐えかね出汁がしみこんだ頃、してやったりとネギを加えて出来上がりです。